lost my past

goodbye my past truth

最後の約束(Maison book girlへ)

Maison book girlのSolitudeHOTELブルーレイ、発売前の気持ちは今しか書けないから早くブログにまとめとかなね!と思って色々書いてみたのだけれど、あまりにも散らかりすぎて困っていた。
そんなとき、Ilieさんのaimaiが発表され、改めて私は、ブクガからこの言葉たちを聞きたかったのだ、と気付いた。
でもそう思うことって、ブクガにもIlieさんにもサクライさんにも不誠実なような気がして、悩んだ。
けれど、そこでIlieさんが優しい声で、見つめて、涙を流しても微笑んでくれて、それはすごく、とても良かったと思った。前回の重力の虹という曲名もしみじみと感じるなどした。

それから、改めてブクガのインタビュー読んだり、サクライさんのインタビューも読んだり、ツイッターでパブサしたり、毎日曲を聞いたり、YouTubeでMVを見たり、ライブも遡って階を重ねて、∞Fに辿り着いた時に、ああ終わったんだと実感した。


ブクガのYouTubeのチャンネルを眺めていると、intのMVの後、アニメーションMVへと移行している。それらを見ていると、どんどん他者からの認識が形を為したものになっていっていたんだなあと感じた。
そうして、ブクガは削除されて、作品以外のブクガを構成する要素へのアクセスが容易ではなくなって、作品に触れた誰かの意識だけに存在する。まさしく、そういうものになったのか、と。
でもこれも、海辺にてとmy cutパラレルは番組発という点で少々前提が異なっている作品だ、と定義すると、という条件つきのお話なんだけどね。

作品は、世に出てしまえば、いつの間にか、作者が何を発出したのかということよりも、受けとり手が何を感じ、どのように認識するか、ということにより構成され、存在することになる時がある。
「ほんとう」が変わっていくのを見ると、作った側は、言葉を尽くしたくなる。あれはこうなんだよ、そこはああなんだよ、と。
インタビューを読んでいると、サクライさんは、そういうことをしないことができる人だったようだ。そして、コショージさんは、そうしてしまいたくなる人だったように思う。かくいう私も、言ってしまいたくなる。衝動とも呼べる。
だから、作品の外で尽くされた言葉を、できる限り削除してしまった姿に、なんだか、とてつもなく許されたような気分になったのだ。
自分の感想もぐちゃぐちゃだったり、むちゃくちゃなものも見たりした。許せないと感じるものもあったし、そもそも、ブクガを語る文章力の無い自分も許せなかった。
でも今や私たち受けとる側は、残された作品だけと対峙している。そこでは何を感じても許されるし、何をどう読んでも許される。
それぞれが感じて、見て、認識した、それぞれの人の意識にある別々のブクガが、それも全てブクガなのだと。
たとえそれが私の妄想でも。私はそういうでかいものを好きになったのだと、そう思った。

そうして、ブクガとIlieさんの曲とを切り離して接することができるようになってきて。
アルバム・海と宇宙の子供たちが大好きな私は、aimaiとか、重力の虹とか。ブクガが削除される前までは、ああいう言葉をブクガから聞きたいと思っていた気がする。
だから、最初aimaiに触れたときは衝撃で。あれらの言葉たちに、辿り着けると思っていたのに、と。
でも、それが無いのがブクガだったのだ。
ほんとうは辿り着くことができたかもしれないし、単純に辿り着かなかっただけなのかもしれない。わからないけれど。でも、無くても、大丈夫だったのだ。きちんと、全てと手を取って、少なくともそこに、ここに、ブクガはある。
あの言葉たちは、Ilieさんが歌うためにある言葉なのだ。
そう認めることができたら、少しだけ誠実になれた気がした。





そして、そうやって自分の中にあるブクガを捉え直している中で改めて、「この円盤に刻まれた音楽を、私達はどのように解釈するのだろう。」の意義をおもう。天才のやることはあまりにも早すぎるな。
ああ、私も、こんなセンスの無い言葉の羅列なんかじゃなくて、私の見てきたブクガを、芸術にして返すことができればいいのに。




私の分野は音楽ではないけれど、いつか。きっとね、約束。












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と、全体の流れとして概ね納得できる理屈を見つけてこねくり回せるようになってきたけどそれとこれとは別という感じでもう今後一切ブクガの新曲聞けないのマ~~~~~~~~ジ悲しい寂しい泣いちゃう。
前のエントリ読み返すと結局同じようなこと書いててこんなにたくさん考えたのに全〜然変わってなくてひっくり返っちゃうな〜、衝動で書いたはずなのに思いの外自分の気持ち纏まって書けてる!偉い!褒めてこ !まあすごくふざけてておまえふざけるなって感じだけど!
これもIlieさんのfirst liveまでにギリギリ出せて偉い!褒めてこ! めちゃくちゃだけど!
ところでよく思い出してみたら私好きなミュージシャンにベストアルバムで解散されたことのないめちゃハッピーミュージックライフを歩んできたわけ〜!
だから〜ベスト出す時点で察してた勢の存在知ってマジ〜?!って感じで、自分鈍すぎてほんと無理!
私足が悪くてスタンディングのライブとかリリイベとか立ち続けたりするのが不可能なのね。
何にも参加出来ないから、私はちゃんとブクガお客さんになれない、だからオタクのオの字も資格無いんだってずっと思ってたんだ!
でもね、だからね、全国流通でCDを出してくれたときも、メジャーデビューしてくれたときも、私でもCDが買えるんだってとっても嬉しかった。
そしてブクガがホール公演をしてくれるようになってくれて、しかも完全着席というスタイルを選択してくれたお陰で、初めてライブに行くことができたとき、とってもとっても嬉しかったな!
役に立たないオタクだったけど、それでもずっとずっと色々なことが嬉しかったよ。こっちの満足だけで、情けないんだけど。
最後のブルーレイ、どんな映像を受け取れるんだろう。喜びも悲しみも、全てがMaison book girlだったよ!
すきだよ。ずっとずっと、ありがとうね。