lost my past

goodbye my past truth

太極伝奇の、舞台裏、の感想と、いつもの反省

ALIVESTAGE Episode8『太極伝奇の、舞台裏』、今回、初イブステしてきました。
まさか、2.5舞台まで見に行くとは。というか、右も左もよくわからん独自設定多すぎなツキプロにハマって半年でここまで来られるもんなんだな、という実感をしつつ。
太極伝奇ってなにー?!の状態でしたが、日常と劇中劇が混在していて、実際よくわからなくても入りやすいという親切設計。
中華風でインドって何?ツキプロこわい!と思いましたが、それもキャラクターが代弁していってくれる初心者にやさしいスタイル。
なにも建っていない時さえある、ひろいひろい舞台上。ステージ上のみならず、あらゆる場所を縦横無尽に駆け回り、一斉に踊り出す。振り付けは決まっているけれども、正確な群舞とはまた違った趣きで、どちらかというと自由奔放。それもそのはず、人族と獄族、みんなで「祭」に参加すれば「こう」で当たり前なのです!
設定がわからなくても、関係ないのです!
華やかで、うつくしくて、たのしくて、とってもワクワクする。チャレンジしていくことは、絶対に絶対にたのしいことなんだよって、手のとれる距離でみせてくれる。ストーリーが語る以上に、そうやって姿勢で表してくれる、そんな作品でした!
なんだかチカチカと、あっという間に過ぎてしまって、夢を見ていたみたいでした。
原作をしっかり好きな2.5次元舞台を見るの、たぶん人生で初めてじゃないかな?すごくフワフワした気持ちになりました。
 
 
しかしこの作品本当に、境界線がなかったんだよな。
作品と観劇者、演者と観劇者、ステージと客席、などいろいろな場面で存在する境界線がジワジワと移動しつづけて、気が付いたときには私たち(観客)も内側に居た、そんな印象。
しかもまたそれをシームレスにやってみせるんだ。
客席を使用する場面でも、「役者さんが客席に来た!わあ!」というミーハーな気持ちよりも、「そりゃ、ここまで使うでしょ」「あの席まで来て当たり前」といった納得感のほうが上回っていて。
とにかく、こちらの意識しないところで境界線を変えて変えて、いつの間にか私たちを内側に入れてしまったような感覚である。見事だったなあと、思い出してはしみじみ思っている。
これは、なかのZEROという会場の力も多分にあったと思うんです。
初めて行った会場でしたが、席や通路の間合いなど、独特の空間性を持っている感じがすごくいい。
これは新しい挑戦をせずにはいられないだろうな。いい会場だ!
ここでこの演目をやったということは、カンパニーのみなさまにとって、きっとおおきな力になるのではないかなと思いました。
 
 
だから、本当に、
 
客席ガラガラだったのが衝撃で。
といっても、ガラガラじゃないんですけど。
ガラガラとか感じたって、800人くらいはしっかり入ってるんでしょ?それってサンシャイン劇場くらいってことでしょ?ちゃんとどころかしっかり客入ってるでしょ?
でもガラガラ!に、見えてしまった。
千秋楽特別公演を考えたらこうなるしかないとは思うのだけど、これはかなりジレンマなのではないかな。なんでなんで?って思った。
すごく明るくて楽しくて満ち足りた気持ちなのに、ステージから見える景色ほんとうにこれでいいのか!?って不安な気持ちになった。
このちぐはぐな気持ちはこの界隈独特のものなのかな?
 
 
 
……っていうのは自分を受け手だと勘違いした、都合のいい言い方なんだよなーーーーー!
生きてる舞台に対して、観客である自分はそれを享受するだけと思い込みすぎっていう。
それこのブログで何回後悔するの?ブログなんて自分のオタ活の氷山の一角みたいなもので、この何倍も受け身の自分に後悔してきたくせに。何度も繰り返す自分バカすぎていやになっちゃうよな!
だから次は、……次っていうのも本当は甘えだけど、今回は次があるから……次は、一回でもいいから誰か友だち連れて行くんだって、つよく思ったね。
 
 
まあ次、ヒューリックなんですけどね!!
 
取れるのか?!わからんこの界隈。
 
 
ブクガ中止で行けなかったぶりのなかのZERO、取れたらブクガぶりのヒューリックだなー!
よっしゃ。がんばって、わたし。