守人くんが書いた可能性、か…
今 敏「パーフェクトブルー」
2023年、大原空とSOARAと
出会って半年の大原空へ
あの日からこっち、毎日大原空ろくろを回し続けている。
大原空と出会って初めての空くんの誕生日。
まだなにも君のことを知らないけれど、また新しい1年で、新しい君を見てみたい。
半年間の思いを込めて。
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続きを読む太極伝奇の、舞台裏、の感想と、いつもの反省
Japan 2023.05.30 -730
2023年2月18日に、SH4F、6F、SolitudeHOTELのライブ映像がYouTubeにアップされたのはびっくりしたなあ。
他のいくつかは動画がなくなってしまっていたけれど、ブクガがライブで表した最もピュアなものの一部を見せてくれるのは、優しいなあと思った。
スキップできない30秒CMの入る未来を憎むほどには、YouTube公開は優しかった。
もういないのに、記録するものが少しづつ増えていて不思議な気分。
いろいろなものを吸い込んでいるように見えるから、それを丁寧に混ぜて、煮て、冷やしたら、何か取り出せたりしないのかなって思うときがあるのだけれど。
お前は何を大事にしたいの?って改めて自問すると、なくしたものも、自分が瞬間に感じたことなら全部、たとえ未来の私がそれを忘れたり誤認したりしていても、ただ大事にしたいって、そう思いなおしたりしている。
いま、私にとってMaisonbookgirlは、そういうことのランドマークだ。
「空色のラブソング」
大原空を知っているだろうか。
そのとき私は、VAZZROCK THE ANIMATION(通称バズアニ)を見ていた。
ツキプロのことは全然わからないのだが、吉良凰香(CV小林祐介さん)の歌声があまりにも良すぎるから、何なら事前番組のばずたびから見ていた。
どうやらこの枠は、ムービックの中でもツキプロ関係のCMばかりを流してくれるらしかった。
そうして毎週聞かされたCMがこれだ。
ツキプロのALIVEシリーズ、SOARAの大原空(CV豊永利行さん)による、「空色のラブソング」。
…いま豊永利行にこういう歌歌わせるコンテンツあるんだな。
これが、まず抱いた感想である。
でもツキプロって長寿なはずだし、豊永利行さんに、高めのお声のどストレート若者ラブソングで勝負させるなんてことも、全然有り得るか。
などと勝手な納得をしながら、
とにかく、なんか手持ちの豊永利行さんレパートリーでは珍しい曲だから、買っちゃえ。
というお手軽1-clickをしたのであった。
そして幾日かは、歌声と曲調をメインにして、「珍しくて、懐かしいようで、どこか悲しく、でも明るくて、楽しい」という気持ちで聞いていた。
よく歌詞を聞くまでは。
あれ??これ若者ラブソングじゃないな?????
どういうことだツキプロ?なんだこの子?
言葉を追えば追うほど、全然ラブソングじゃないが?
どういうことだ?なんだこの子?
大原空を知っているだろうか。-2-
私は知らない。
しかし、「空色のラブソング」を知っている。
「空色のラブソング」だけを知っている。
そしてこの曲から見える大原空像は、こうだ。
おそらく彼は、いちど、「才能」をなくしている。
あの頃の力のことを、たとえば「トトロ」の存在みたいに感じているのだろう。
日常が、夢と現実の境目なんかない世界だっただろう。
そして、夢と現実に境目を引いたのは、「才能」をなくした自分自身なのだろう。
あの頃の「才能」に、憧憬を抱いてはいるけれど、あれは「夢」と地続きにある力であって、「現実」の先にある力ではないということにも気付いている。
今はきっと、現実で手にしたものも大切で、夢の中だけの青かった才能に盲目になって生きるつもりは無さそうだ。
彼は「歌うこと」で、「夢」の中できっとずっとまだ生きているはずの、「現実」に持ってこられなかった自分を、その後悔も、認めて、愛していこうと決めたのだろう。
なくしたものも愛するために、これからも「歌」を歌っていくのだろう、きっと。
「空色のラブソング」は、そういう全ての決意のことなんだ。
大原空を知っているだろうか。-3-
私はまだ、大原空を知らない。
今まで書いてきたことはすべて、たった一曲から妄想したイメージだ。
だけどもうここまで来たら、本当の大原空を知るほかないのだ。
だって、共感してしまったのだから。
大原空を知っているだろうか。
「空色のラブソング」は、そういう全ての決意のことなんだね。